桜島のガス抜き
最近、箱根の火山活動が活発化して話題になっていますが、鹿児島市内に一年ほど住んでいた時のお話。
桜島の噴火は有名ですが、住み始めた当初はその噴火の度合い(回数、噴煙など)が自分の想像よりもはるかに大きく、生活環境への影響も日常的に起きている事に驚きました。ビジュアルや写真で見ているイメージは雄大で尊厳な感覚しか抱いてなかったので、現実的な事は何も知らなかったのです。
初めて経験するその衝撃から鹿児島の友人に愚痴っぽく話した事があります。すると返ってきたのはポジティブな『鹿児島愛』の数々でした。
桜島=鹿児島 鹿児島市民にとって桜島は当たり前の存在。桜島の噴火があるから自然の尊さやありがたさを感じる。ああやってガスを抜いてくれるから大きな地震が起きない。桜島が〇〇の代わりに怒った。地球が生きてる証。今日も元気。などなど…信仰的でもあり、擬人化的に捉えたりして、自分たちの日常として存在していました。
受け取り方なんです。自然には逆らえない。けどネガティブに捉えてもしょうがない。ましてやそれが日常的に起きているものならば、いかに前向きに考えられるか!と言う事なんだと思いました。
普段の生活の中で避けられない憂鬱って意外とありますよね。例えば毎朝の通勤電車とか?定例の〇〇会議とか?
ストレスが溜まるのは避けられないけど、溜まりすぎて大噴火を起こす前に自分なりのガス抜きを行いましょう。前向きに!前向きに!です。